アスペルガー症候群の人は職場不適合でストレスを感じやすいそうです。 職場でのストレスは定形型(普通の人)でも感じると思いますけれど、ストレスの度合いが大きいということでしょうか?
また、アスペルガー症候群の人と接している職場の人もストレスが溜まります。アスペルガー症候群の人への対応に疲れるのです。アスペルガーの考えられない、予想もしない行動や言動に疲れるのでしょう。
アスペルガーの職場でのストレスや職場での迷惑、対応に疲れるという事柄について調査しました。
アスペルガーは職場不適合でストレスあり!?
アスペルガー症候群の人は、職場でストレスを感じるということですが、誰でもストレスは感じていますよね。でもアスペルガーは特に向き不向きの仕事がはっきりとあるそうです。
特性を生かした職場で働くと良いですが、合わない職場ではなかなか変わることは出来ないのでストレスが大きくなり退社することになるのでしょう。では、どんな職場が向いていてどんな職場は合わないのでしょう?
特性から考えて見ましょう。
- 記憶力に優れている
- 特定の事柄に強い興味を持つ
- 集中力に優れている
- 聴覚や視覚が敏感
特性からみると良い面が伺えますね。特性は良い面に現れるときも悪い面に現れるときもあると思いますが、特性として理解します。では、障害となっていることは何でしょう?
- 社会性の欠如、つまり空気を読んだりして周りに合わせることが苦手。
- 無表情で抑揚のない声で話したり、声が小さすぎたり大きすぎたりする。
- お世辞や皮肉を理解できない。
このことから、他人との意思疎通がうまくいかないことがあります。子供だったら純粋で可愛いと受け止められることでも大人だとコミュニケーションができないということにつながります。
物事の手順や配置場所に強い自分なりのルールがあります。これは自分ひとりでやるぶんにはあまり問題はないのですが、他人にも強要するほどこだわりを持つので、周囲に迷惑をかけることもあります。
アスペルガーの人が生きにくさを感じことが多いので、苦しい経験を繰り返すことで、ストレスが蓄積されていきます。そうして心身の症状が悪くなるという2次障害が起こることがあります。
うつ病や強迫性障害、統合失調症や摂食障害、睡眠障害やフラッシュバックなどの症状が現れることもあるそうです。
アスペルガーの人がストレスを溜めない仕事は、作業をひとりでおこなう仕事です。作業をひとりで行う仕事がお薦めの理由はアスペルガーの人がストレスを溜めないためと、周りの人のためでもあります。
詳細は次の章を読んでくださいね。
アスペルガーは職場で迷惑?!
アスペルガー症候群の人に向いている職種は、作業の大部分をひとりでおこなう仕事です。他の人と協調してやる仕事は一言伝えるべきことを黙っているのでパートナーに迷惑をかけます。
一言確認してくれれば済むことや、一言伝えてくれれば良いことも黙っているので、一緒に仕事をしている人が困ってしまったり、周りの人の仕事の足を引っ張ってしまったり、他の人の努力を水の泡にしてしまったりすることがあります。
だけど特性を生かして、論理的分析力や事実に関する記憶力を生かすような仕事、または、繰り返し同じことをする単純作業や部品等の管理や整理などが向いていることが多いです。そのときに数人で協力するのではなくて、ひとりで行うほうが良いですね。
作業のほとんどをひとりで行えるのもならあらゆる分野で活躍できるでしょう。臨機応変な対応が苦手なので、予定を立てやすい仕事がよいですね。お客様相手の接客業は向いていません。
アスペルガーの対応に疲れる?
アスペルガーの人は身だしなみに無頓着だと言われていますが、私の知っているパスペルガーの人は身だしなみは気をつけています。でも一緒にいると視線や言葉のやりとりに違和感があって、一瞬で切れて大声で叫び暴力的になります。
暴言が止まらなくなりすべて他人のせいにして気が済むまで罵ります。これにはさすがに疲れます。アスペルガーの人すべてが、暴言や暴力を振るうわけではなさそうですが、私が一番疲れるのは、暴言と暴力的行為です。
まさが職場でこのような面を出したら、続けて勤務することはできないでしょうから抑えているのでしょう。でも自分のミスを認めずに謝らないということはありますよね。そしてまわりの人は対応に疲れるのです。
話に脈略がないと仕事の話がスムーズに進みませんし、何を言っているんだろう?とイライラします。冗談が通じないと私語で場をなごませることも出来ません。
ひとりで作業するぶんには良いですが、協力し合ってすすめる作業には向きません。周りが対応に疲れすぎて消耗しきってしまいますから。
上司が業務の指示をするときは、まとめてではなく、ひとつずつ出すほうが良いです。具体的な表現で説明します。
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この記事のおわりに
- 自閉症の人は疲れやすいから休憩が他の人より必要。
こういうことは知っていると良いですね。疲れたから休憩が必要なんだな、って思えれば良いことですから。
コミュニケーションが苦手だったり、人の顔や目を見て話ができないというのは誰にでもありがちですが、やはりアスペルガーの人の場合は普通の人の苦手という範囲を越えていると思います。
アスペルガーの人は、他人を傷つけてしまうことが多いと思いますが、本人がアスペルガーと知っていて、相手も知っている方がお互いに傷つくことが少ないと私は思います。
例えば、言い方が率直すぎて、ひどいことを言われたと思っても、意地悪で言っているのではなくて、アスペルガーの特性だと思えばそれで少しは納得します。嫌なことを言う人だと思っても、相手を許せるのはアスペルガーだと知っていればこそです。
まずは、本人が自覚する方が良いと思うので、お子さんがアスペルガーであったなら母親が気づいてあげることが大切ですよね。母親が気が付かないと、本人も知らないまま大人になってしまいます。
そうすると本人も生きづらいでしょうし、周りの人に迷惑な人だと捉えられて嫌われてしまいます。だから自分の子供がアスペルガーだと気づいてあげた母親は偉いです。立派です。