シェールガスの価格とアラブ諸国の原油の価格はどう関わってくるのでしょうか?難しいことはさておき、簡単に説明します!
OPECは原油輸出国によって結成され、輸出国の利益を守ることを目的としています。参加国はアフリカや中東の国々です。

引用元:http://www.jogmec.go.jp 液化天然ガス(LNG)を運ぶ日本郵船のタンカー
OPEC加盟国はイラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラ、カタール、リビア、アラブ首長国連邦、アルジェリア、ナイジェリア、アンゴラ、エクアドル、ガボンです。
シェールガスと石油
米国のシェールガス
自国で原油などのエネルギーを産出できないとOPECに加盟している原油産出国に頼ることになります。全面的に石油産出国に依存することは大変危険ですね。
そこで米国ではシェールガスの開発を進めました。シェールガスを私たちが使えるようにするには、高い技術と物凄くコストがかかります。そこがただ土地を掘って石油を取り出す石油産出国との違いです。シェールガスはコストが高いのです。

引用元:http://www.jogmec.go.jp
石油の価格をどんどん下げてもOPEC加盟国は石油を掘り出すコストがあまりかかっていませんからどうにか耐えられますが、米国のシェールガスはそれでは赤字になってしまいます。アラブ諸国が米国に対抗するには石油の価格を下げれば良いのですね。
OPECの石油
石油の価格を下げすぎては自国の利益も減ります。そこは常に価格の調整をしながら利益を出さなくてはなりません。今回の原油減産9ヶ月延長という措置は原油が余ってきているので原油の量を減らすことによって、原油の価格をあげようという計画です。
代替エネルギー
シェールガスを開発して技術力を飛躍的に上げて安く生産できるようになれば米国は安泰ですね。だけど日本は自国でエネルギーを産出できませんから、ここはやはり太陽光発電などの代替エネルギーにかかっているのではないかと思います。
以上、「OPECとは?米国のシェールガスとアラブの原油価格の関係を簡単説明!!」でした!
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この記事のまとめ
- OPECが原油減産9ヶ月延長を決定。石油の価格をあげる意図。
- 米国はシェールガスを開発。
- 日本は太陽エネルギーなどの代替エネルギーの開発に力を注ぐべき。
太陽の光で全てまかなえたらいいですよね。夢みたいだけど。