寺、神社 生活

「富士山」と言っても下田富士!入り口が参道で頂上が浅間神社です。女子旅にいかが?

投稿日:2016年11月17日 更新日:

伊豆は伝説や民話の宝庫です。下田の子供も大人もみんなが知っている民話です。どんな場所が民話に出てくるのか気になります。お気に入りの民話に出てくる場所へ訪れてみることにしました。まずは伝説のご紹介を致します。

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岩がむき出しになっている下田富士。

上の写真の様に片側は岩です。 昔、ダイナマイトで石を砕いて使っていたそうです。 近すぎて頂上が写ってませんが、三角の山です。

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木が覆っている下田富士。

もう片方側は木で覆われています。 こちら側は石を掘り出していなかったと思われます。 下田富士はこの角度だとよく見えませんが、別の角度から見るともっと尖った山に見えるんですよ。いろいろな角度で見てくださいね。

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遠くから見た下田富士です。

三角の山です。 下田公園の下岡蓮杖の像の前から撮った写真です。

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これも下田富士です。

見る角度によってこんなに形の変わる山もめったにありません。不思議なくらい山の形が違いましたね。でも同じ山を違う角度から写真を撮っただけです。さすが民話にでてくる山ですね。

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伊豆の民話「下田富士の姉妹」

下田には「下田富士」がありますね。この「下田富士」は3姉妹なんですよ。

  • 下田富士が一番上の姉
  • 中が駿河富士
  • 末の妹が八丈富士

この3つの山は、昔々とても仲よくくらしていました。いいですね~、仲良し3姉妹って!

ところが、いつの日からか次女の駿河の富士が雪化粧をして、山すそもきれいに広げて人目をひくようになると、人びとは「きれいだなあ。すばらしい、日本一の美しさだ。」と、ほめるようになりました。もちろんそうよね。富士山の姿は美しいものね!

長女の下田富士は岩のゴツゴツしたところもあるし誰も見向きもしてくれません。それでは下田富士は心穏やかでは居られませんよね。だって自分だけ岩でゴツゴツしてるんですもの。ちょっとかわいそうですよね。

長女の下田富士の乙女ごころに気が付かない次女の駿河富士は、姉や妹に話しかけたい一心で背伸びをしてどんどん高くなっていったのです。そしてとうとう日本一高い山になったのよ。

長女の下田富士はみんなに褒められ通しの次女の駿河富士をだんだん妬ましくなって、自分が恥ずかしくなりました。これでは妹の駿河の富士の姿を見ずに暮らしたいと思うようになりますよねぇ。

そしてとうとうふたりのあいだに天城山という高い山をびょうぶに立てて長女下田富士は次女駿河の富士から見えないように隠れてしまいました。下田富士は天城山の後ろに隠れてしまったのね。天城山が下田富士をかばって助けてくれたことになりますね。

下田富士さん、天城山が助けてくれてよかったわね!

こうしたふたりの姉さんたちの様子をみるにつけ、こころやさしい妹の八丈富士(三女)は遠い南の海から「どうか、ふたりが仲良くなりますように。」と祈り続けているとのことです。三女の八丈富士はやさしいですねぇ。そして富士達は三人三様で暮らしていますね!

「姉妹富士」という昔話はいかがでしたか?地元の人でこの話を知らないひとは居ませんし、子供たちもみんなこのお話を話せます。子供たちが語ってくれるととってもかわいくて面白いんですよ!

ふと考えてみると、私が子供の頃、自分の知っている山とか何か自然のものでこのような民話はありませんでした。そもそも山もなかったですし。学校で習うような言い伝えなんて全く覚えていないので、たぶん地元の言い伝えが無かったのだと思います。

だからこういう民話があるところで育つのが羨ましい気持ちもあります。夫は「こういう言い伝えなんて何処にでもあるものだ。」と言っていますが、何処にでもあることが私の中にはなかったので、面白おかしくてしょがないんですよ。

どこかの有名な昔話ではなくて、地元の言い伝えや民話は自分の暮らしている場所と深い関係があるのでワクワクしてきます。誰もが知っている有名な話ではなくて、ちょっとの人たちだけが(地元の人全員だけど)知っているお話ですけれど、そこがこのお話の魅力でもあると思います。

小一時間で登って降りてこれる山

伊豆急下田駅のすぐ目の前に「下田富士」があります。今日は晴天で気持ちが良かったので、苦手な写真も頑張って撮ってみました。40分位で往復できる人もいるかもしれません。ですがこの下田富士は結構きついです。

最初から最後まで急斜面なのです。道は、けもの道のようです。ところどころ紐で柵がしてありますから安心ですが、落ちないように気を付けてくださいね!

出会った人

登り始めた時、誰にも会わないだろうと思ったけれど、登っている時に、降りてくるご婦人ひとりと蛇一匹に会いました。ご婦人はさっそうと降りて来て、「もう少しだから頑張ってね。降りるときの方が危ないから慎重に気をつけてね。」と声をかけてくださいました。

蛇は全長30cm位で細かったです。頭がオレンジ色の蛇で写真を取ろうと思って用意したり、噛まれないように逃げたりしているうちに去っていってしまいました。去るときの格好は胸から頭は上にあげて、姿勢がよかったです!(笑)

どんな山かというと

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お地蔵さんが迎えてくれます。

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参道は石段です。 石段を上がったところに鳥居があります。

駅の近くの国道沿いにあります。見逃してしまいそうな小さな入り口です。鳥居まで階段です。鳥居まで登るだけで息切れします。後ろは国道なので車の往来が多い通りです。

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不動明がお祭りされている祠

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祠(ほこら)があります。

階段が終わると、岩や土の上に落ち葉が沢山積もった道を歩きます。浅間神社になっているので、ただの山かと思ったら、社殿があって勇気づけられました。とても古くてぼろいんですが、そこがまたいい感じなのです。

昔は、ここは女人禁制だったらしいのですが、今はOKですから女子旅の運動不足解消におすすめです。

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急な山道を登ります。

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見晴らしの良い場所に出ました。 下の方に町並みと電車が走っているのが見えました。

急な斜面が続きます。

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木につかまって登ります。

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ここにも祠があった。 神様が守ってくれているから安心して上を目指せます。

途中にある社殿など神聖なものが守ってくれているような気がします。息がゼーゼーするので少し休んだりしながら、さらに急な道を必死で前進すると、やっと頂上が見えました!

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頂上の鳥居。

実は初めて登ったのでこんなに社殿があるとはしりませんでした。 励まされます。

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鳥居のとなりにある手洗い鉢と石灯籠。

今は使われてないようですが手洗いをしてお参りをするんですね。 日本ならではの景色だとつくづく思います。古くて小さいと余計に癒やされます。朝日が差し込んで気持ち良いです。

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石灯籠。

その横に石が積み重なっていた。木漏れ日にあたってきらきらしていました。

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この社殿が本殿だと思います。

古くてボロボロだけど、ずっとあって欲しいです。結構登った感がありました。残念ながら頂上は見晴らしはよくありません。途中で景色を見て休憩してくださいね。これが知る人ぞ知る民話に出てくる下田富士です!!

こんなお山の上まで石造物を運ぶの大変だったろうと思います。

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帰り道

運動不足のわたしは、帰りは足がガクガクして、あまりにも急斜面で怖いのでしゃがみ込んだ場所もあります。転がらないように注意しながら無事降りて参りました。(^O^)/

運動不足の方には丁度良いチャレンジコースだと思います。是非登ってみてください。「姉妹富士」というお話を読んだ後に登ったので、楽しかったです。小じんまりしたところで雰囲気ありますよね。

近辺の見どころをご紹介

宝福寺お吉記念館が歩いて5分位のところにあります。坂本龍馬が脱藩を許された謁見の間もありますから、龍馬ファンもどうぞ訪れてみてくださいね。

まとめ

  1. 下田富士は恥ずかしがって天城の後ろにかくれてしまった。
  2. 駿河富士は下田富士や八丈富士を見ようと背伸びしているうちに、世界一高い山になった。
  3. 八丈富士は2人の姉のことを今でも心配している。
  4. さあ、下田富士に登ってみよう!

わたしはこのお話が面白くて好きでした。民話や伝説を読んでその場所を訪れる旅行は「民話ツーリズム」とでも名付けましょうか。初めて下田富士に登った感想は、小さな山だけれど急斜面なので登りがいがあるのと、とっても清々しい気持ちになる山です。

自分で歩いて一気にあんなに高いところまで登れて、わくわくしました。リフレッシュできたのと、心地よい疲労で今日はよく眠れそうです。もしよかったらあなたも下田富士に登ってみませんか?

おまけ!

もしも本当の富士山登山にご興味のある方はこちらの記事をご覧くださいね。
富士登山、女性用/山ガール服装はレンタルできる!?山小屋の予約状況は確認済み?!

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